株式会社デルタマリン

株式会社デルタマリン初代が創業した事業を次の世代へ
シシンヨーさんの後押しで、コロナ禍に設備投資完了

  • 株式会社デルタマリン
    代表取締役

    辻󠄀山 恵子

父の代から現在に至るまで
長いお付き合いをさせていただき半世紀

1969年、私の父は勤務先の証券会社を退職し、部下と一緒に広島市西区に株式会社デルタマリンを創業しました。スキューバダイビングの受付などをしていたところに、当時まだ若手だった現在の理事長が立ち寄られたのが、シシンヨーさんとの最初のご縁と聞いています。木造の船が主流だった時代から、FRP(繊維強化プラスチック)製に代わりつつあった頃。当時珍しかったヤマハのプレジャーボートに乗船していただき「いいですな」と言っていただいたのだとか。その後、世の中はバブル景気に沸き、父の事業も拡大。お取引が希薄になった時期もありましたが、二代目である私が代表取締役を務める現在も、良いお付き合いをさせていただいております。

設備投資は生き残りの意思表示
シシンヨーさんだからできたスピード融資

私は、2009年に株式会社デルタマリンに入社し、2014年に代表取締役に就任しました。入社時から、老朽化した設備の更新が課題の一つとなっていました。コロナ禍に理事長がふらりと訪ねてこられたので、補助金も視野に入れ「より一層安全に、安定して、スピーディーにお客様の船を揚降できるよう、ホイストクレーンを導入したい」という話をさせていただきました。総工費は高額でしたが、「よろしいですな、ぜひおやりなさい」と言っていただき、翌日には借入期間などの条件の連絡があり、3日後には融資が決まったのです。他の金融機関では、ありえないスピードと条件でした。設備投資は「マリーナとして生き残っていく」という意思表示。私の背中を押してくださったのだと思います。

地域に根差し支援と理解をいただくために常に身近な金融機関として寄り添っていただきたい

船の所有者は60代以上が多く、業界的にパイは小さくなっています。そんな中、わが社は2025年春、新たに「チャーター事業」を始める予定です。チャーター船に乗って瀬戸内海をゆっくり周遊していただけたら、船への興味の入り口になると思っています。そんな挑戦ができるのも、シシンヨーさんが常に顔を出して、いろんな情報を提供してくださるからです。近い将来、三代目が事業を継承したのちも地域に根差し、ご支援とご理解をいただきたい。シシンヨーさんには、代替わりしても、身近な金融機関として寄り添っていただきたいと、感謝の気持ちと共に願っています。